パズル作家と言われてもはっきりイメージすることは難しいかもしれません。日本にどのくらいパズルを仕事にしている人がいるのでしょうか?漫画家ならペンを持って机に向かっている姿を想像したりしますよね?みなさんはパズル作家ってどんな職業だと思われますか?

現在日本で活躍中のパズル作家は100人から200人と推定していますがその中にはパズルの制作だけを職業にしている人とそうでない人とが居ます。一般の会社員とは違い時間の使い方は作家自身が自由に決めています。(夜、仕事をする作家さんは多いようですね)しようと思えばどこでも仕事ができる、まさに鉛筆と紙があれば即、仕事ができるのです。例えば電車の中でも病院の待ち合い室でもです。

パズルとして大事なのは正確なこと!ヒントに間違いがあってはいけないし曖昧な記憶でヒントにしてはいけません。例えばクロスワードではヒントの作り方に個性が発揮されます。
パズル作家の腕の見せ所といえばヒントでしょう。ヒントの面白さやアイデアは読者をくすりと笑わせたり「なーるほど!」と思わせたり、多少のウンチクで「へぇ~」と唸らせたり、話題になるような知識をヒントに入れたりする楽しみがあります。
パズル作家は雑学に通じていないとできない職業です。辞書や辞典などは、どの作家も数種類持っています。ネットの普及でラクにはなりましたがそれでも文字を扱う仕事だけあって辞書を開く回数は一般の方より多いでしょう。プロ野球年鑑やタレント年鑑なども重宝します。正確な情報や旬の話題もクロスワードのヒントとして大事なことだからです。


マジックスタジオには女性の作家さんが多いです。キャリアは4年以上から20年以上の経験がある人もいます。女性ならではの感性や個性がパズルに生かされています。主婦からパズル作家へ転身した方や編集者からパズル作家になった方など経歴はさまざまです。
ここに掲載したパズルは全て作家さんの仕事です。


会社に通う必要もないし、年齢制限もなく自分の好きな時間で仕事ができてお金をもらえるパズル作家はとても魅力的です。もちろん向き不向きというのはあるでしょう。調べ物をするのが嫌いな人には向きません。でもあなたが本を読むのが好きで日本語が大好きで、しかもなんらかの事情で外へ出て働くことができないのならパズル作家の選択はありかもしれません。



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